葬儀・葬式のマナー

2017年12月5日

宗教ごとの供物・供花について

お葬式は宗教によっても違いがありますので、理解しなければならないことがあります。亡くなった人の霊を慰めるため、祭壇の周りなどに飾る品物を供物といい、花を供花といいます。

最近では、飾る場所がなかったり、処分に困ったりする理由から、供物や供花を喪家が辞退する場合も結構多くありますので、あらかじめ意向を確認しておくようにしてください。

【供物や供花のマナー】

まず、お葬式には仏式があります。 線香、抹香、ろうそく、果物、干菓子、缶詰などが供物であり、 白菊、ユリ、カーネーション、黄菊、コチョウランなどが供花です。

別に拘りもなく故人の愛した花ならいいともされています。

神式でおこなうお葬式もあり、魚などの海産物や、お酒、和菓子や果物、五穀などが供物として、供花に対しては仏式と同じですが、基本は、白色や、黄色のお花が良いとされています。

キリスト教式の場合、供物はありません。そして供花は、白いお花に拘りを持つ必要があります。白い花のかご盛りや花束などが供花となります。

【仏式のお葬式】

私達の国のお葬式の9割以上が、仏教式(仏式)で行われています。ただ一言で、仏教式の葬儀と言うものの、日本の伝統仏教にはいくつもの宗派があって、壇飾りや席の配置、作法や儀礼などに違いがあり、理解するのもなかなか大変です。

まずは仏教的な世界観・死生観に違いあると考えていいでしょう。 ですから、仏式が葬儀を出す場合、故人が帰依していた宗派が何か、喪家としての檀那寺が属す宗派が何かによって、進行していかなければなりません。

その宗派における葬儀の意義づけや葬送の儀礼・作法が何を意味しているかも、おおかた理解することができれば、 より故人に対しての想いを深めることができるでしょう。

【神式の葬儀】

古くから日本にあった民族的なお葬式を原型としたものが神式と考えることができます。 「神社神道」の祭祀である「神葬祭」の儀礼をさし、天理教や金光教など神道系教団による「教派神道」とは区別します。

神社神道では、亡くなった方は、火葬・埋骨された後もその霊魂は祖先の霊とともに家にとどまって、遺族の方々を守る神になるとされ、一方で仏教では、来世で仏弟子として生まれ変わるとされています。

神式の葬儀では、氏神である祖霊に故人の帰幽・亡くなったことを知らせ、故人を先祖のもとへと送り、「遺された家族を守ってください」と祈る意味を持たせる必要があります。

【キリスト教の葬儀】
キリスト教の葬儀というものは、カトリックにおいては儀式に厳格であり、プロテスタントは比較的自由で柔軟性があります。

キリスト教の葬儀において大事なのは、葬式自体よりも、死の迎え方です。 臨終に対しても、 司祭や牧師が立ち会って神に祈りながらその時を迎えることが大事なこととされています。

キリスト教において、死の意味は命の終わりということではなく、天上の神から、地上でおかした罪が許され、永遠の安息を与えられることです。